口臭になりうるドライマウスとは?薬で治るの?
ドライマウスってしっていますか?歯周病と同じように、知らなかっても一度はなんとなく聞いたことあると思います。
このドライマウスいったいどんな症状で、薬や健康食品・漢方薬などで、治るのでしょうか??この記事ではドライマウスのついて簡単に説明して行きたいと思います。
ドライマウスってなに?
ドライマウスとは、唾液の分泌量が少なくなって口の中が乾い他状態になってしまい、口臭などのトラブルの原因になってしまう状態のことを言います。
50歳以上の女性の方が多く、若い方まで、日本でも約3000万人もの人がドライマウスの疑いがあるともいわれています。
このドライマウスですが現在ではまだ正式な疾患としてはまだ認められていないらしく、正式な病名ではないそうです。意外ですね~。
また、ドライアイ( 乾性角結膜炎、 涙液減少症)を罹っているほとんどの方が、同じようにドライマウスの症状があると言われています。
どうしてドライマウスはおこるのか?
ストレス
極度の緊張があったり、自律神経がストレスなどからきちんと機能しなくなったりすると唾液の分泌が正常に行われなくなります。
噛む時間かが短い
噛むという動作は重要で噛む事によって唾液がどんどん分泌され口の中が潤っていきますが、噛む回数が少ないと逆に唾液の分泌量が減ってしまい口の中が乾きやすくなります。 現在の日本人の食生活は、欧米化により柔らかい食べ物が多く、かむ時間はどんどん短くなりドライマウス状態になりやすくなってしまっています。
他の疾病や薬の副作用
糖尿病・腎不全や脳血管障害などからドライマウスの症状が出ることもあれば、抗うつ剤や抗ヒスタミン剤、高血圧の薬などの副作用で症状が出る場合もあるそうです。
シェーグレン症候群
中高年の女性の患者が多いとされる膠原病の一つ、シェーグレン症候群の症状で、目の乾きや唾液の分泌量の低下することがあります。
ドライマウスはやはり口臭がヤバイ?ほかの症状は?
やはり口臭には要注意です。唾液の分泌量が減ってしまうと、唾液の持っている自浄作用が働かず、口の中で細菌が増殖して嫌な臭いのガスを出しまくって口臭へとつながります。唾液はとっても大事なんですね。
また口臭だけでなく感染症にもかかりやすくなってしまいます。目や口は、外分泌液が流れていて、細菌やウイルスが体に入ってこないように、体をガードしてくれています。そこが、カラカラに乾いてしまうと、簡単に細菌やウィルスに侵入を許してしまうわけです。
他に、口の中がネバネバしたり、舌が痛くなったり、乾いた食べ物を食べられなかったり、飲み込みにくくなったりする症状もあります。
感染症などを引き起こすウィルスから身を守るためにもドライマウスにならないように心がけることが大切ですね。
ドライマウスに効く薬や漢方薬は?
評判はいいくすりはコレ
ジェルを塗るタイプで結構手放せないって方がいらっしゃいます。
また、ドライマウスに効果があるとされる漢方薬は、柴苓湯(さいれいとう)・白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)・麦門冬湯(ばくもんどうとう)などがいわれてますが、もちろんドライマウス用のものではありません。
体調や相性もあるでしょうし、漢方薬は慎重に選んだほうが良さそうです。
ドライマウスにならないようにするには?
・ 食事の時は唾液を出すためにとにかくよく噛んで食べましょう。
・ 部屋の湿度にも注意。乾燥しないよう加湿器などを置きましょう。
・ 健康が一番。アルコール(お酒)とタバコをひかえめに。
・ 唾液が分泌しやすくなるよう唾液腺マッサージするのも効果的
・ ガムを噛む、歯にも優しいガムを噛むといいかも…
口の中の潤いを意識して生活するだけでも随分違います。口の中の唾液は殺菌作用などとても重要な役割をしています。よく噛むなどして唾液をたくさん出して、感染症などから身を守りましょう~。